夏になると、カブトムシの幼虫を捕まえ自宅で飼育する方は多いのではないでしょうか。
カブトムシは他の虫と比べると、虫の王様と呼ばれるだけあって幼虫の頃から大きな体をしています。
そのため、土の中で眠っているカブトムシの幼虫の体が土からひょっこりと出でしまっていることもまれにありますよね。
そんな時の対処法をご案内いたします。
カブトムシの幼虫が土の上に出てくる理由は?茶色のモノは何?
カブトムシの幼虫はそもそもなぜ土の上に出てくるのでしょうか。
カブトムシが土から出てきてしまう理由はいくつかあげられます。
1つ目に、土の汚れです。
カブトムシの幼虫は普段、土を食べ生きています。
もちろん土を食べることで、排せつもするので、土の中にカブトムシの糞などがあると食べる土が無くなり、地上へと出てくるのです。
2つ目は、土の中が暑い時、幼虫たちは土から脱出し地上へと出てくるようです。
夏の虫、と思い込んでいても土が日光に当たり続けていたり、土を全く交換しないでいると、土が発酵してしまい土の中の温度が上昇することがあります。
飼育ケースの置き場所を工夫し、土の交換を定期的に行うことが必要です。
また3つ目にあげられる原因は、土の乾燥です。
そこまで土の乾燥に気をつけなくても大丈夫ですが、極端に乾燥し土がパサパサの状態となると幼虫は蛹室を作れず、地上に出てきます。
最後に、カブトムシの飼育数が原因の1つとされます。
カブトムシの幼虫は大きな体をしているため、狭い飼育ケースの中にたくさんの幼虫が暮らすとのびのびと生活することができません。
Lサイズの飼育ケースであれば、幼虫5~6匹程度が理想とされます。
これ以上増えてしまうと、幼虫たちは狭い空間で暮らすこととなり共食いをしてしまうこととなるので、注意が必要です。
もしカブトムシの幼虫が土の中から出てきてしまい、土の中に戻らないなんてことがあれば、至急に土の環境の改善を行いましょう。
土の中に戻らず、体の一部が茶色く変色している幼虫は残念ながら蛹室を作ることができず地上で羽化することとなります。
そうなると、しっかり羽化することができず、飛ぶことのできない成虫になってしまうことになるので、そうなる前に、しっかり土の管理を行いましょう。
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まとめ
カブトムシの幼虫が土の上に出てくる理由をあげました。
幼虫が土の中に戻らなないでいると、羽化不全を起こしてしまうので、直射日光の当たらない場所で飼育数を守り土は適度に交換し、
霧吹きで土を湿らすなど土の中の温度、乾燥に気を付け、カブトムシの住みやすい環境を作りましょう。