実家暮らしを卒業して、いよいよ一人暮らしを始める時って、どんなことがあるんでしょう?
家賃、食費、雑費、水道光熱費と今まで考えていなかった費用がたくさんかかるんですよ。
その中でも、常に身近にあるけれど実は色々な要素を含んでいて、とてもややこしい水道光熱費。
この水道光熱費には、水道代、電気代、ガス代がありますが、ガス代には、実は2つの種類のガスがあるんです。
一つ目は都市ガスで、もうひとつはプロパンガスです。
家庭で使用するガスなのに、どんな違いがあるのでしょうか?
今回は、2つのガスの違いや長所短所について考えていきたいと思います。
もちろん料金のお得な方についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
都市ガスorプロパンガス!!一人暮らしに向いているのはどっち?
一人暮らしの生活でも、たいていは必要となるガス。
都市ガスとプロパンガスの2つの種類で、どちらが一人暮らしに向いているかを考える前に、まずはその長所と短所についてご紹介しますね。
都市ガスは、
地中に埋められたガス管から直接ガスをお部屋に引く仕組みになっています。
空気より軽い都市ガスは、ガス漏れが発生した際天井に溜まる性質があるので、換気口から排出されやすくなっています。
もし、火災になっても、ガスが外に排出されていきますので、大火事になりにくいガスです。
プロパンガスに比べると火力が弱いことがあげられます。
地震などの災害時にガス管が破損した場合、復旧まで数ヶ月と長い時間の不便を強いられます。
また、新たに都市ガスを引く場合には、数十万円という配管工事が必要になることがあります
プロパンガスは都市ガスの約2倍の熱量を有しています。
少ないガス量でも強い火力が得られます。
災害時の復旧は都市ガスより圧倒的に早く、数日で復旧が可能です。
プロパンガスは、
屋外に設置したボンベからの供給ですので、その設置場所が必要になります。
2つのガスの料金の違い
どちらのガスの料金が安いかというと、ずばり都市ガスとなります。
これは、都市ガスが地中のガス管から供給されるため「人件費がかからない」ことが一番の理由です。
一方、プロパンガスは、ガスボンベに液化ガスを充填して各戸に配置していますので、ボンベの交換に人手がかかってしまいます。
また、定期的にガスボンベ周辺の点検などの作業も必要になりますので、人件費がかなりかかってしまいます。
これは筆者の主観となってしまいますが、
一人暮らしの場合ですと、プロパンガスの大きな火力をそこまで必要としないと思いますので、都市ガスのお部屋を選択される方が良いと思います。
内見のときにしっかりチェック!!都市ガスとプロパンガスの見分け方
一人暮らしで気に入ったお部屋の内見をされる場合は、そこが都市ガスなのかプロパンガスなのかをしっかりとチェックしてくださいね。
備え付けの設備としてコンロが無いお部屋の場合は、コンロの準備が必要ですが、
お部屋で使用可能なガスの種類と合ったコンロを用意しないといけせん。
たいていのガス機器には「12A」、「13A」、「LP」などの記載があるはずです。
この記載が、都市ガス、プロパンガスを見分けるものとなります。
「12A」、「13A」の場合は都市ガスを使用するタイプのガス器具で、「LP」の場合はプロパンガスを使用するガス機器です
ガスの使い道として、コンロだけでなく、冬にはガスファンヒーターを使う予定がある場合は、とくにしっかりと確認して下さいね。
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無知は危険!!プロパンガスか都市ガスによってはコンロ変更必須!!
供給されるガスと会わないコンロを使った場合には、大変危険です。
異常点火でヤケドしたり一酸化炭素中毒といったことが起こる可能性があります。
また、ガスコンロ自体が故障する可能性がありますので、お部屋のガスの種類とガス機器が一致していない場合は、ガス機器の変更を行ってください。
まとめ
都市ガスとプロパンガス。
一度、暮らし出してしまうと、あまり考えない要素ですが、一人暮らしをスタートさせる場合などでは、
今後の費用にも大きく影響してきますので、機会を逃さずにしっかりと考えたいですね。
もちろん、都市ガスとプロパンガスの両者には、それぞれ長所短所がありますが、使用用途に適したガスを使うようにしたいですね。
筆者は、都市ガス派でしたが、今回プロパンガスの長所を知ると、なかなかプロパンガスもいいかもしれないと思い始めました。
生活に欠かせない身の回りにあるもの「電気」、「ガス」、「水道」ですが、今回はガスについてご紹介させていただきました。
電気についても、近年では、電力自由化で供給会社の選択ができるようになっていますので、一人暮らしを検討されている方は、ぜひそちらも考慮してくださいね。