読書が趣味という人もいるのではないでしょか。小説の中にも様々なジャンルが存在します。
ファンタジー、SF、青春ラブコメディ、ドキュメンタリー、推理小説、ミステリー、サスペンス、スリラーなど
細かく分類すれば、たくさんのジャンルが存在します。小説でも映画化されているものもあり、
具体的に、ジェなるにこだわることなく小説を読む人、ミステリー、サスペンス、スリラー、ファンタジーなどジャンルにこだわって小説を読む人もいます。
その中で、ミステリー、サスペンス、スリラーなど同じような感じのジャンルはどのような違いがあるのかを見てみます。
ミステリーとサスペンス、スリラーのそれぞれの違いを紹介!
小説を細かく分類すれば、様々なジャンルに分けられます。ジャンルにこだわって小説を楽しむ人もいます。
そこで、ミステリー、サスペンス、スリラーの違いは具体的どんな部分があげられるのでしょうか。
一般的なイメージとしてみてみましょう。ミステリーは推理小説に近い要素と考えるのが一般的ではないでしょうか。
事件が発生して、それを紐解いていく方法ですよね。
サスペンスは、ミステリーの要素も含まれますが、人間的な感情の揺さぶりや、謎解きをメインに上げていないもの。
スリラーは、ホラーなどと思われる人もいますが、具体的には、緊張感を感じさせる作品になります。
具体的に、これらのジャンルに明確な基準は存在しません。
あくまでも小説の作者による分類や、出版社などの売り込みなどの基準になるのでしょうか。
または、読み手による判断に委ねられるものになるのではないでしょうか。
しかし、これだと個人判断に任せるのもどうかという事で、具体的な定義も見てみます。
- ミステリー
謎解きや、謎がメインのもの
- サスペンス
謎解きのシーン(要素)もありますが、読み手に不安感などを与えるもの
- スリラー
ぞっとするようなスリルを与える作品
となっています。
あくまでも定義としては、これらがジャンルを分類する一つの基準になりますが、上記でも述べましたように、明確な定義はありません。
小説別!ミステリーとサスペンスの違いを分けてみました!
上記では、ミステリーとサスペンスの違いの定義に触れてみてみました。
具体的に、小説作品を例に挙げてみてみたいと思います。
<ミステリー小説>
- 真夏の方程式 / 東野圭吾
ガリレオシリーズとしても人気の作品で、物理学者も主人公が次々と科学で解明しながら、事件を解決に導いていく作品であります。
定義に沿って、謎解きが中心とした作風になっています。
- そして誰もいなくなった / アガサ・クリスティー
ミステリーの初心者でも読んで欲しいミステリー系小説になります。こちらも謎解きがメインのものになります。ある殺人事件のトリックを暴きながら進めていくストーリーは面白さもあります。
このように、具体的な作品を紹介しましたが、“ミステリー”というとドキドキハラハラする内容の作品と思われがちですが、そうではなくて、事件のトリックや謎を解決しながらストーリーが進んでいきます。
<サスペンス小説>
- 私が失敗した理由は / 真梨幸子
ミステリーのような殺人事件が起きますが、謎解きというよりは、人間関係のドロドロさや、人間関係が複雑で、一種のサイコパスを思わせるような一面も見られます。謎解きというよりかは、人間の内心を見るような、事件の背景に隠されたものを見るようなぞっとする感覚でもあります。
- 虚ろな十字架 / 東野圭吾
ミステリーとしても名が有名な東野圭吾ですが、ミステリーの良さと、サスペンスの良さを融合させていると言ってもいい作品の仕上がりになっています。
ミステリーのように、“死”の謎を解き明かす場面もありますが、その背景にある人間の内心や想い、そして、読者“読み手”を不安にさせる働きがあります。
上記の項目で明確な違いがミステリー、サスペンスにはないと言いましたが、定義でみてみると、謎解きがメインか、背景的要素が強いかでジャンル分けする事ができます。
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小説ミステリーもの2018年傑作選!トップ10!
2018年で小説ミステリーとして傑作作品を10作品あげてみました。
10位 開花鐵道探偵 / 山本巧次
トンネルでの工事現場で不可解な事件を解決していく作品となっている。トンネル工事で、文明化時代の情景をバックに描かれている部分も魅力です。
9位 盤上の向日葵 / 柚月裕子
ドラマであるような刑事の師弟関係など人間の心理なども作風も素晴らしいです。この作品は、将棋が舞台の作品となっていますが、将棋が全く分からない人でも安心して読み進める事ができるのが特徴です。
8位 かがみの孤城 / 辻村深月
本屋大賞を受賞した辻村深月さんの作品。辻村深月さんの作風は、人間の関係性をより明確に示された作品で、謎解きが進められているのが特徴で、こちらの作品も2018年には欠かせない作品になっています。
7位 遠縁の女 / 青山文平
6位 狩人の悪夢 / 有栖川有栖
5位 いくさの底 / 古処誠二
4位 ミステリークロック / 貴志祐介
ドラマ『鍵のかかった部屋』でブレークしたシリーズです。“鍵”と“密室”を背景に謎解きしていく作品。
3位 機能警察 狼眼殺手 / 月村了衛
2位 ホワイトラビット / 伊坂幸太朗
1位 屍人荘の殺人 / 今村昌弘
まとめ
読書好きな人にとって、どんな作品を読むかは重要になります。
ジャンル別にみてみると、ミステリー、サスペンス、スリラーなのか。
それぞれ定義などは、明確な基準はなく、作者や出版社などがつけている場合もあります。
ストーリーの進み方やストーリーの背景に違いがありますから、その部分を楽しみたくて、ジャンルにこだわって小説を楽しんでいる人もいます。
明確な違いがないからこそ、ストーリーの内容にこだわって背景にこだわっている人も多いのでしょう。
2018年では本屋大賞を受賞した辻村深月さんの作品など、有名な小説なども出ています。
初心者は、そのような代表的な作品から読み進めても面白いのではないでしょうか。