一人暮らしや新婚さんで
これから料理をはじめようと思っている人が
はじめに覚えておきたい
基本が「ほうれん草を茹でる」事です。
でもただ茹でればよい
というわけではありません。
ちょっとした茹でる時間の差でおいしく上手に仕上がります。
どのくらいの時間茹でればいいの?
そんなあなたに簡単に上手に仕上がるコツをご案内しますね。
目次
ほうれん草は茹でる時間が超重要!調理をする前に知っておきたいこと
まず上手に茹でる手順をおさらいしましょう。
①たっぷりのお湯(ほうれん草がゆったり入るくらいの少し大きめの鍋をご用意ください)を沸かす。
②湯を沸かしている間に根元についた泥をしっかり落とし、次に根元を広げながら流水でよく洗います。
③お湯が沸騰したら(色よくしたいときは塩を少量入れる。)根元を湯に入れて30秒ほどしたら、葉先まで入れてさらに20秒~30秒ほど茹でる。
④ほうれん草全体が柔らかくなったと思ったら火を止め、すぐに水で冷ます(きれいな緑色にするポイントです!)
⑤水気をしぼり、4~5センチの長さに切る
ほうれん草はなぜ茹でるのか?そもそもの理由はコレ!
ほうれん草はおひたしの時はもちろん、
卵とじや炒め物、スープに加えるときも
必ず1回は茹でます。
火を加えるのに一度茹でる理由はなんでしょう?
ほうれん草には、他の青菜に比べて
シュウ酸といわれる成分、
いわゆる“あく”が多く含まれます。
このためそのまま調理に使うと苦みや
えぐみが残ってせっかく栄養豊富な
ほうれん草がおいしく食べられなくなってしまいます。
そのため、後から火を加える料理であっても1回茹でる理由は“あく”を抜いておいしく食べるためなのです。
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ほうれん草を茹でる時の注意点…アクは抜いても栄養は抜くな!?
1回茹でることでシュウ酸(あく)を取ることが出来るのですが、だからといって目一杯茹でるのが良いのかとういうと、そうではありません。
ほうれん草には水溶性のビタミンB群、葉酸などの栄養が豊富に含まれています。水溶性ということは水に弱い、つまり長時間茹でていたらそれだけ栄養分が流れ出てしまうということです。
そしてもうひとつ茹でる時間が長くてよくないことは、ほうれん草のきれいな緑色が暗い濃い緑色になってしまって見た目も良くなくなるのです。
料理は見た目も大事です。茹でる時間に注意して栄養と鮮やかな色を残すことを意識して茹でましょう。
まとめ
いかがでしたか?ほうれん草を茹でるだけでも、栄養のこととかいろいろな事を知ることができましたね。
簡単にまとめると・・・
・ほうれん草はアクが強いから必ず1回茹でて使うとおいしくなる。
・栄養が流れすぎないように、たっぷりのお湯でさっとゆでる。
です。
ちょっとしたひと手間が料理上手への第一歩です。やってみると簡単にできるようになりますよ。私が一番初めに覚えた料理が「ほうれん草のおひたし」でした。華やかさはないけど栄養が摂れて、健康に気を使ってる自分がちょっとえらいなって思えました。
おいしくほうれん草を茹でられると、いろいろな料理に応用することが出来ます。難しく考えずにやってみましょう!