「おはぎ」と「ぼたもち」
同じじゃないの!!
といわれるでしょうが、
実は少しちがうところがあるのですよ。
こしあん、粒あんの違い、季節の違い
などで呼び名は変わってくるようです。
この違いを調べていくうちに、わかってきました。
「おはぎ」と「ぼたもち」の違いと言うなら
こしあんか、粒あんで
「おはぎ」か「ぼたもち」かが分かります。
おもちの部分でいうと、米粒が残っているのか、完全に餅になっているのかで
「おはぎ」か「ぼたもち」かが分かります。
また、大きさでいうと、大きいか、小さいかで「ぼたもち」か「おはぎ」かが分かります
一般的に「おはぎ」と「ぼたもち」の違いは
上記のようですが、
後は季節によったり、行事によったりで使いようがあるようです。
それを一緒に考えていきましょう。
目次
「おはぎ」と「ぼたもち」の地域差は、
どうやら明確にはないようです。
米どころだの、関東、関西だの・・・
特に分けることはできませんでした。
どれも不明確でこれが正しいというものはありません。
その結果、地域で分けるのは無理だということがわかりました。
初めてでも簡単♪の作り方
材料 (2人分)
米 1/3合
もち米 2/3合
あずき 100グラム
砂糖 60グラム
塩 小さじ1/8
お米は洗って、炊飯器で(できたら、
おこわコースで炊く)硬めに炊きます。
あずきは鍋に入れて沸かしアクが出てきたら
ザルにあけて水を掛けて冷まします。
そのあと、あずきを鍋に戻し水を加えて
沸騰させ水筒に移し、1時間放置します。
豆が指で簡単につぶれなければ、
もう少し放置してください。
あずきが出来上がったら、鍋にあけ沸騰したら砂糖30gを加えて中火10分、
そして残りの砂糖30gと塩を加えて中火5分ヘラで、かき混ぜながら水気を飛ばすと、あんこの完成です。
ご飯が炊けたら押しつぶしてください。
この時にすりこぎを使えば便利です。つぶす量ですが、半分程つぶれたらOKです。
ラップにあんこを広げてご飯を乗せて包んで完成。また、手にラップを乗せて、
あんこを広げご飯を乗せ包んでもOKです。
「おはぎ」の場合は、
あんこを裏ごしして同じように作ります。以上が簡単な作り方のひとつです。
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「おはぎ」「ぼたもち」
の季節による名前の変化です。
春には、
牡丹の花に見立てて
「牡丹餅(「ぼたもち」)」といい、
秋には、
萩の花に見立てて。「御萩(「おはぎ」)」
といいます。
あずきの赤色があらわすのは、災難が我々に降りかからないようにする為と信じられていて、
古くから邪気を払う食物として、先祖の供養と結びついたと言われています。
夏の「おはぎ」は
「夜船」(読み方:よふね)
冬の「おはぎ」は
「北窓」(読み方:きたまど)
と言う豆知識です。
「おはぎ」と「ぼたもち」をここまで学びましたが、私はお供えにするのが「おはぎ」で、普通に食べるのが「ぼたもち」だと思っていました。
ですが、それは思いっきり間違いでした。
基本的に「おはぎ」や「ぼたもち」も内容は同じで、季節によってその呼び方か違ってくるなどと、いろいろと発見がありました。
先人は「暑さ寒さも彼岸まで」と季節の違い、移り変わりを感じている食べ物であったようでした。
一言で「おはぎ」「ぼたもち」とは言い表せられないとわかりましたね。
また、昔からの風習、季節の変わり目の感じ方なども学べたと思います。