朝起きると、かかとが痛いってことありませんか?
特に何かした覚えもないのに、かかとが痛い。
関節通や筋肉痛のように動かせる部分が痛くなるのは、今まで何度も経験したけれどかかとの痛みなんて、初めてという方が多いと思います。
40代くらいで、このような急な痛みがあると、痛風が疑われることが多いと思いますが、痛風の症状は関節部分に発生することが多いです。
特に多いのは、
足の親指の付け根部分に痛みと炎症が発生する「痛風発作」で、初めての発作では、6割から7割の人が足の親指の付け根の関節部分に痛風が起こります。
また、夜明け前や早朝に発作は突然起こることが多く、24時間以内に痛みはピークに達し、患部は熱をおび、赤く腫れます。
発作時の時の痛みは一カ所の関節だけで、およそ
2週間で治まりますが、そのままにしておくと
多くは、最初の発作から1から2年後に再発します。
尿酸の値が7.0mg/dl以上になると
高尿酸血症と診断されます。
ですが、
かかとの痛みの場合では、発生部位も原因も
痛風とは少し違うように思えますね。
痛風と間違われる病気で40代~50代に多く発症するものでは、足底腱膜炎や踵骨棘などがあります。
今回は、これらの病気について説明してみたいと思います。
かかとの痛みの1つともなりえる足底腱膜炎とは、どのようなものでしょうか。ここでは、足底腱膜炎について特徴と発生原因ついて、説明したいと思います。
まず痛みの発生は足裏のくぼみ、いわゆる土踏まずの中央部位に出てきます。
その後、痛みや圧痛は徐々に踵部膨隆部に出てきます。
朝起きて立ち上がると痛みがでて、日中は痛みが軽減されますが、体重をかけて運動すると再び痛みが出て来るのが足底筋膜炎の特徴です。
そして、足底筋膜炎の痛みの原因は、足裏の筋肉の硬さにあります。
本来は、柔軟であるべき足裏の筋肉が、硬くなったことで歩いたり走ったりといった衝撃を吸収できずに筋肉に微細断裂、つまり微細な肉離れのような状態となることで痛みが生じるというメカニズムです。
また、この症状が長く続くと、足裏の筋肉がつながっている骨膜が変形して、骨棘というトゲになり、さらに痛みを悪化させることがあります。
それで、ランニングやジャンプ、
急激なストップダッシュの繰り返しを行う方は、
足筋膜が引っ張られて、炎症を起こす
原因となりやすいので注意してくださいね。
先ほどご紹介した骨棘というトゲですが、
病名としては、踵骨棘「しょうこつきょく」といいます。
特別な対処をしなくても、3か月から3年で大半が自然治癒しますが、歩くだけで鋭い痛みがあるとなると、普段の生活にかなりの支障がでるので困った症状です。
子供がよく訴える症状にシーバー病がありますが、主に小学生以下の子が踵を痛める病気で、踵骨棘は40代から50代にかけて、起こりやすい病気です。
以前は、踵骨棘をとる手術がありましたが、現在ではほとんど行われることなく、足の負担を減らすためにインソールをはいたり、サポーターやテーピングによる対処が多いようです。
踵骨棘そのものは骨なので、たとえ踵骨棘になっている方でも、歩き方よっては痛みがないケースもありますので、かかとが痛い直接的な原因ではないという見解もあるようです。
朝起きていつものようにベッドから立ち上がった時の一歩目の歩みを進めるときに、かかとが痛い。。。
なんなの?この痛み?
全く歩けないのではないけれどじんじんチクチクとこれまで感じたことのない痛み。朝起きた時や昼寝の後は、足底腱膜が硬くなっていることが原因で痛みがでることがあります。
歩いているうちにほぐれてきて痛みが改善することがありますが、この朝起きた時の一歩目で踵が痛いという方は、足底腱膜炎の初期症状かもしれないので注意しましょうね。
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私は幸い、このかかとの痛みをまだ体験したことがないですが、歩くというのは、健全な生活をしていくうえで欠かせない大事なことです。
お仕事されている方も専業主婦の方でも、歩く を抜きには生活できないですからね。
この記事を書いていて、私自身とても勉強になりましたが、これからは足の裏の柔軟性をなくさないように、靴や歩き方などに注意していきたいと思います。
みなさまも、朝の一歩目を気つけてくださいね。
症状が悪化しないうちに、対処できれば回復も早くなりますからね。
正しく歩く の大事さ、難しさ、大変さを意識して、健全に楽しく暮らしていきたいですね。