初めて出産する妊婦さんを初産婦と言い、出産の経験がある妊婦さんを経産婦と呼びます。
経産婦さんは一般的に、
初産婦さんに比べて出産予定日よりも
実際の出産が早まると言われています。
もちろん個人差はありますが、
経産婦さんは骨盤や産道が開きやすいため
赤ちゃんが下に降りてきやすいことが
要因のひとつとして考えられています。
ここでは、どのくらいの経産婦さんが出産予定日よりも早かったのか遅かったのか、
平均や割合など、まとめました。
経産婦は一般的には出産予定日よりも
早まるとは言われていますが、
出産は本当に人それぞれです。早まる人、遅れる人、個人差が大きいです。
そもそも出産予定日というのは
妊娠40週0日のことをさします。
「正産期」と呼ばれる妊娠
37週0日から41週6日まで35日間あります。
この間、最も出産が多かったのが40週での出産で約35%、次に多かったのが39週で約30%です。
つまり約半数の人が出産予定日前後1週間の間に産まれています。
経産婦の場合特に、子宮や産道が赤ちゃんが生まれやすいように対応してくれるので、
平均的には40週より前の正産期での
出産が多くなる傾向にあるのではないでしょうか。
妊娠42週以降のことを「過産期」と言います。
初産婦さんでも経産婦さんでも、
予定日超過をして過産期に入ってから
出産する人の割合は約1%未満と言われています。
基本的には予定日の40週を過ぎて41週に入るころに入院して、分娩を促す処置をする病院がほとんどです。
予定日を超過しすぎると赤ちゃんが成長しすぎてしまい難産になる恐れや、羊水の減少、
胎盤機能不全など胎児だけではなく
母体にも悪影響を及ぼす可能性があるためです。
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予定日超過の主な原因としては、
ストレス・子宮口が硬い・体重の増えすぎ
や運動不足などがあげられます。
陣痛はリラックスしている時に活発になる副交感神経の働きによって促されると言われています。
ストレスや不安を抱えているとなかなか陣痛へつながりません。
子宮口の硬さなどは個人差もありますが、臨月に入ってからストレッチやあぐらをかくなど、股関節や骨盤をほぐすストレッチを取り入れてみるといいかもしれません。
体重増加や運動不足も臨月に入ってから、上の子とお散歩したり公園に出かけたり、
自然と運動量の増える生活を心がけてみることをおすすめします。
出産は個人差が大きく、統計ではわからないことばかりです。平均や割合などは参考程度に、残り少ない妊婦生活、大切に過ごしてください。