土用の丑の日と聞けば、鰻が沢山売られ、
食べる日だと思っていましたが、
それだけではないようですね。
土用と言う言葉はあるけれど、その言葉に
どういう意味があるのか知りたくなってきました。
土用とはどういう意味なのか調べていきましょうね。
土用の意味と過ごし方とは?夏の土用について
土用(どよう)と言われるのは、
立夏・立秋・立冬・立春、
の直前約18日の間の事を意味します。
ですが、一般的には夏の土用しか知られずに
鰻を食すことが良く知られていますよね。
しかし、土用の日の過ごし方は
それぞれ季節の変わり目になっているので、
体調を崩しやすくなります。
「普段以上に気をつけなさい。」
と言う意味もあるようですよ。
土用に土いじりはダメっていわれますが、
それは土の神様の怒りに触れるからだそうです。
先人が言うには祟り(たたり)を起こすようですよ。
怖いですね。。。
俗説と言われればそれだけですが、
先人の言う事ですから、守っていきましょう。
土用の日に新築の着工工事が決まっている
という事ですが、
先ほど書いたように、
土用に土いじりは良くないそうです。
ですので、新築の着工工事も良くないことになりますね。
できれば、延期をした方がいいのですが、
どうしてもと言う場合は、
「間日(まび)」と言う日があります。
この間日の日は、土の神様が天に昇っていきますので、
神様がいない間は土いじりが出来る日
と言われます。
日にちは12支がたとえられていて
冬の土用の日は寅、卯、巳
春の土用の日は巳、酉、丑、
夏の土用の日は卯、辰、申
秋の土用の日は羊、酉、亥
12支が当てられ12日の間に
1周するという事になりますよ。
その日をねらって新築の着工
工事が出来ればいいのですが…。
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土用の日の過ごし方はどうするかということですが、
土いじりをせずに、土の神様のお祀り
(おまつり)をすることが
ベストだとおもいます。
それはどういうことをすれば
いいのかという事を考えていきましょう。
秋という季節はどうしても
夏の疲れが出てきますので
一層体調に気をつけましょう。
夏は鰻と言うように、秋にも食べるものが
あると言う風習があります。
秋の土用の日には上にも書きましたように
「辰」の日が含まれていますので、
「た」のつくものや、
青いものを食べるといいらしいですよ。
「たまねぎ」とか「さんま」とか…です。
余談ですが、春や冬はどうなのでしょうね?
春の土用の日には「戌」の日が含まれていますので
「い」のつくものや、
白いものがいいそうですよ。
「いちご」「いわし」…などです。
冬の土用の日には
「羊」の日が含まれていますので
「ひ」のつくものや、
赤いものが良いそうですよ。
「トマト」「ヒラメ」…などです。
ここで、有名な夏の土用の日も気になりますよね?
夏の土用の日は「うなぎ」!と言われますが、
夏の土用の日は[丑]の日なので、
「う」のつくものや、
黒いものが良いそうなので、
「うなぎ」が代表になっているだけなのです。
他にも夏の疲れを癒すための
「梅干し」や「瓜」…があるそうですよ。
私も土用の丑の日はただただ、
夏の日しか知らず、
春夏秋冬に土用の日があるとは思いもしませんでした。
その季節、季節に合った過ごし方があるようですね。
基本は土の神様を祀り、ジッとしていることと書かれていますがその日は体調の変化がある日のようなので、
先人はよく言ったものですね。
本当に感服します。
これから土用はその季節に合ったものを食し、身体を労わりたいと思います。