”実りの秋”の代表的な食べ物の一つとしてあげられる柿。栄養たっぷりで美肌や二日酔い解消の効果も期待されています。
ですが『桃栗三年柿八年』ということわざがあるほど、柿作りというのは長い年月と苦労があるのではないかと思ってしまいますよね。
ここではそんな柿の育て方剪定の時期などを分かりやすくお伝えします!
柿は4~6月ごろに花を咲かせ、10月ごろをピークに収穫時期となります。花を咲かせない12月~3月ごろに選定を行うのが一般的です。
柿には『隔年結果』という言葉があるように実が多くできた翌年は実が少なくなります。
その為、適切な剪定が必要となります。
柿の実を大きくするために、太い枝を3~4本に、そこから伸びている枝を1~2本ずつ伸ばすように切り落とします。1本の枝に多くの実をつけてしまうと柿一つ一つに栄養がいかなくなります。
実の数を減らすことで大きく栄養たっぷりの実がなります。
太陽の光をたくさんあびるように、上に伸びるようにではなく横に広がっていくようなイメージで剪定していくのがポイントです。
鉢植えの柿は成長の様子を見ながら2~3年に一度植え替えをします。植え替え時期としては11月~3月がおすすめです。
柿は日あたりの良いところに植えましょう。
柿は乾燥に弱いため、水はけがよく同時に水持ちがよいところに植木し、その都度剪定し来年の収穫につなげられるように調整しましょう。
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柿の木は成長するのに年月がかかります。
かといって剪定しないと上に伸び、下の方の実に日が当たらず風通しも悪くなるので病気や虫の被害を受けてしまいます。
中途半端な剪定は逆効果もあるので気を付けましょう。実一つに栄養を…と考えて切りすぎてもいけません。主枝を3本ほど残し、余分な枝は根元から剪定しましょう。
太陽に向かって斜め45度の高さに枝が伸びていくようなイメージで切り落としていきましょう。日に当たらないと実が大きく育ちません。風通しが悪いと腐ってしまうこともあります。
少し手間はかかりますが 柿は実がなれば何十年と収穫を楽しむことが出来る果樹です。剪定に自信がなければ専門の業者にお願いするのも柿を長く楽しむひとつの方法かもしれません。
しかし自分なりに考えて剪定し、柿の成長を見守ることが出来るのもひとつの楽しみではないでしょうか。隔年ではなく毎年実りの秋を感じることが出来るよう、ゆっくりじっくり柿の木の剪定を楽しみましょう。