お財布が厳しい時、心強い味方になってくれる食材。それは豆腐。畑の肉とも呼ばれる、高たんぱく質で低カロリーな食べ物で、ダイエットしたい時にもオススメの食材ですよね。
でもつい買いすぎて消費期限内までに食べきれず、はっと気が付くと冷蔵庫の隅っこに放置していた!なんていうこともありがち。ヨーグルトや納豆といった発酵食品の消費期限切れを口にしてアウトだったというのは聞いたことがありますが、豆腐の場合はどうなの?
豆腐って消費期限が1日過ぎても食べていいものなのか?気になったので調べてみました。
食べ物の期限切れ、見た目や匂いに問題なければ、
これ。大丈夫じゃない?
って思うことってありますよね。
実はこれセーフなパターンとアウトなパターンがあるって知っていますか?
見極め方は簡単です。
期限の表示が消費期限か賞味期限かの違いでわかるようになっています。
農林水産省のHPによると、
消費期限は「安全に食べられる期限」、賞味期限は「品質が変わらずにおいしく食べられる期限」のこと。
つまり
・消費期限が過ぎたものは、食べるのNG。
・賞味期限が過ぎたものは、色やにおい、味などに異常がなければ、OK
いろんな豆腐がありますが、
豆腐の消費期限がどのくらいかご存知ですか?
絹ごし豆腐や木綿豆腐といった昔ながらの豆腐には消費期限が表示されていることが多いようです。
消費期限が過ぎた豆腐=安全に食べられる期限を過ぎた豆腐です。 消費期限が過ぎていたら、残念ですが諦めたほうがよさそうですね。
豆腐の消費期限が実際の所、どのくらいなのか?
消費期限切れの豆腐は食べられるか?
など、いろいろ調べていると、
豆腐の細菌検査をしたことがある人がいて
「製造日から毎日、賞味期限が切れるまで検査をしたら、
期限の日を境に菌が検出されたからやめたほうがいい」
とおっしゃってました。
どうやら菌の繁殖は、消費期限を過ぎたら待ったなしのようです。
もったないない精神でお腹をこわしたら、それこそもったいないですよね。
腐った豆腐で起こる食中毒はセレウス菌という菌が原因のことが多いようです。でも消費期限内で安全な豆腐でも油断は禁物。
食中毒が起きることがあるんです!
どうしてかというと、
原因は黄色ブドウ球菌という人の皮膚や鼻の粘膜などに存在する菌。
黄色ブドウ球菌そのものは熱に弱いのですが、菌が増えるときに産生されるエンテロトキシンという毒素が食中毒を引き起こしてしまうんです。
このエンテロトキシン、なんと100℃で30分加熱しても毒性を失わない、手ごわいやつ!
1、黄色ブドウ球菌が料理する人の手から食品につく
2、汚染された食品のなかで菌が増えて毒素が作られる。
3、毒素入りの食品でクッキング。
4、完成した料理を毒素ごと、いただきま~す。
5、こんにちは食中毒!
ということに。
食中毒は豆腐だけではなく、どんな食材でも起きる可能性があります。
食中毒の症状は、食後1時間から5時間で
激しいおう吐、腹痛、下痢などが起こります。
そんな状態、
想像するだけできついですよね。
手洗いをしっかりする、
手袋をはめるなど、
清潔な手で
料理をすることが予防につながります。
【スポンサーリンク】
1年を通して食卓にのぼることが多い豆腐。
消費期限や手洗いといった、
ちょっとしたことに気をつけて、
これからもおいしく豆腐を食べたいですね。