夏が近づくと公園などでカブトムシやクワガタ、コガネムシなどを捕まえて飼育されるお子様が多いかと思います。
しかし、カブトムシとコガネムシの幼虫はとても似ているため、カブトムシの幼虫を飼育しているつもりが、コガネムシだった。なんてこともあります。
そこで、カブトムシとコガネムシを間違えて飼育しないためにカブトムシの幼虫の見分け方をご紹介いたします。
カブトムシの幼虫は、10センチほどの大きさになるとされています。
昆虫の王様と呼ばれるだけあって、幼虫の頃から大きな体をしています。
そんなカブトムシの幼虫には、胸のあたりに足があります。
よって土から出し歩く際は、大きなお腹を引きずりながら歩くしかありません。
カブトムシの幼虫が多く生息する場所として、牛糞や堆肥、しいたけの栽培に使われたホダ木捨て場などに多く生息し腐植質を好んで食べ成長します。
このような場所には、コガネムシの幼虫は生息していないので、間違ってコガネムシの幼虫を取ってしまった。なんてことはないかもしれません。
一方、コガネムシの幼虫は、カブトムシの幼虫よりも体は小さく、5センチほどの小ささとされています。
足も比較的長く、土から出して歩く際は、しっかり体勢を整えてから足を使って歩くので、カブトムシの幼虫との違いはすぐ分かるのではないでしょうか。
またカブトムシやカナブンの幼虫とは違い、頭の部分が焦げ茶色に対して、少し茶色がかったオレンジ色をしております。頭の色にも注目するといいでしょう。
コガネムシは、カブトムシとは違い、木や植物の根っこを食べるため害虫とされ幼虫の頃から駆除されることが多いようです。
カブトムシとは違い鉢植えの土の中や、畑などの有機物の多い場所に生息しています。
逆をいえば、有機物の多い場所にはカブトムシは生息していることは少ないといえますね。
【スポンサーリンク】
カブトムシとコガネムシの幼虫の見分け方を解説しました。
駆除の対象となるコガネムシの幼虫をカブトムシの幼虫と間違えて飼育してしまった時の落ち込みは計り知れません。
この夏、カブトムシの飼育をする際は、カブトムシの幼虫が好んで食べる腐植質の多い場所を選び、またこの簡単な見分け方を参考にするなどしてみてはいかがでしょうか。